PLCnext コントローラ-クラウド間データ転送実験の準備:Azure IoT Hubの設定

PLCnext コントローラ – クラウド間でのデータ転送に興味がある場合、すぐにでもデータを送ってみたいところですが、そのためにはまずクラウド側の設定を済ませておく必要があります。

この記事では、Microsoft の Azure IoT Hub の設定方法について紹介します。

目次

Azure の無料アカウント作成とサインイン

まだ Azure のアカウントを持っていない場合は、以下のサイトから画面の指示に従って無料アカウントを作成してください。
なお無料アカウントでも、作成時には電話番号とクレジットカード情報を入力する必要があります。

Azure の無料アカウントを使ってクラウドで構築:アカウント作成

アカウントを既に持っているか新規に作成できたなら、サインインしてください。

Azure の無料アカウントを使ってクラウドで構築:サインイン

Azure IoT Hub と IoT デバイスの作成

まず「IoT Hubのリソース」というものを作成し、次にそこへぶら下がる「IoT デバイス」を作成します。

STEP
Azure IoT Hub リソースの作成

サインインしたら Microsodt Azure サイト内の検索バーで「IoT Hub」を検索し、検索結果の「サービス」以下に表示される「IoT Hub」をクリックしてください。

以下の IoT Hub の画面で「IoT ハブの作成」、もしくは「+ 作成」をクリックしてください。

そうすると以下の様な画面になります。

リソースグループ、IoT Hub 名、領域、レベルを入力してください。なお IoT Hub 名は、世界中で重複しない、ユニークな名称でなければなりません。既に使用されている名称を入力した場合、「このIoT ハブ名は使用できません」という旨のメッセージが表示されます。
必要事項の入力が済んだら「確認及び作成」ボタンをクリックしてください。

項目
サブスクリプション(デフォルト)
リソースグループdemo
IoT Hub 名demoiothub0001 (任意の文字列)
領域Japan East もしくは Japan West
(使用者の居場所に合わせて選択)
レベル無料
1日あたりのメッセージの制限(デフォルト: 8,000 ($0/月))
(レベルを「無料」にすると自動的にこの値になります)
「IoT ハブ リソース」設定項目

内容の確認画面が表示されるので、間違いがなければ「作成」ボタンをクリックしてください。

IoT Hub リソース作成の手続はここまでです。続いて自動的に「デプロイ」の処理が実行されます。

この処理には数分かかるのでしばらく待機します。完了すると、「デプロイが完了しました」と表示されます。
「リソースに移動」ボタンをクリックすると、今回新規に作成した Iot Hub のリソース管理画面が表示されます。

IoT Hub リソース管理画面
STEP
IoT デバイスの作成

先ほどの画面で、「デバイス」をクリックします。

画面右側で「デバイスの追加」をクリックします。

そうすると以下の様な画面になります。

「デバイスの作成」画面が表示されるので、デバイス ID を入力します。
それ以外はデフォルトのままとし、「保存」クリック

項目
デバイス IDPLCnextEdgeGateway_Azure0
(任意の文字列です。ユニークである必要はありません。)
IoT Edge デバイス(デフォルト:チェック無し)
認証の種類(デフォルト:対象キー)
自動生成キー(デフォルト:チェック有り)
このデバイスを IoT ハブに接続する(デフォルト:有効化)
「デバイスの作成」設定項目

以上で IoT デバイスの作成は終了です。

これで、PLCnext コントローラから Azure IoT Hub へデータを転送する準備ができました。

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