エッジデバイスからExcelやListsとデータ連携(1/4) -現場データをもっと身近にする仕組み-【EntraID編】

はじめに

本シリーズでは、Linux OSを搭載したPLCnext Controlをエッジデバイスとして現場のデータを取得し、 それをMicrosoftのSharePoint内にあるExcelやListsと連携させる方法を紹介します。               

複雑なクラウドシステムの構築は必要ありません。
普段使い慣れたExcelで、すぐに設備データを見える化・活用できる仕組みを作ってみましょう。

※本シリーズではエッジデバイスにてPythonプログラムを動作させデータ連携をしております。

シリーズ全体構成イメージ

本シリーズでの全体構成イメージは以下となります。

本記事の内容

本記事ではEntraIDの設定を行います。

EntraIDとは

MicrosoftのEntraIDは、ユーザーの認証(ログイン管理)やアプリの権限設定を行う仕組みです。                今回のようにエッジデバイスからSharaPointのデータにアクセスする場合でも、                    「誰がアクセスしているのか」「どの操作を許可するのか」をMicrosoftに認識させる必要があります。                 このEntraIDの設定をすることで、セキュアにSharePointのデータへAPI経由でアクセスできるようになります。              

手順

※本記事は執筆時点(2025年5月)での情報をもとに作成しています。
 Microsoft 365の各サービス(Entra ID、Microsoft Graph API、SharePoint、Lists、Excel等)は今後仕様や画面構成、機能が変更される可能性があります。
 また、本記事で紹介する手順や設定は、動作を保証するものではありません。実際の運用に際しては、各自の環境や要件に合わせた十分な検証を行ってください。

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