EPC 1502 / 1522 ファームウェア更新情報&セットアップ

本年、EPC 1502 / 1522のファームウェアが更新されています。

この記事では更新の概要とアップデート作業について説明します。

PLCnext technology関連サイト
情報・Help等
PLCnext InfoCenter:https://www.plcnext.help/te/About/Home.htm
PLCnext Community:https://www.plcnext-community.net/
アプリケーション・ライブラリ
PLCnext Store : https://www.plcnextstore.com/world/
PLCnext Technology · GitHub : https://github.com/PLCnext

2022.0 LTS

EPC 1502 / 1522の最新ファームウェア2022.0 LTSがリリースされました。
主なトピックは

  • 本体ディスプレイポートおよびUSBポートの有効化
  • Web管理画面の統合(Edge Cockpit廃止)
  • プリインストールされたEdge-application(オープンソースソフトウェア)のバージョンアップ

です。

個別の詳細については次回以降の記事で紹介します。
GitHub(英語)
GitHub – PLCnext/EdgeDevices EPC 1502 and EPC 1522
EdgeDevices/0_Installation.md at main · PLCnext/EdgeDevices · GitHub
にドキュメントがありますのでご参照ください。

機器正面ポート
モニタ出力
Edge-application はWBMから
InfluxDB 2.0

ファームウェアバージョン確認

WBM画面(192.168.1.10/wbm : X3 ETH)

ファームウェア(FW)バージョンが2021.0の場合、アップデートが可能です。

ファームウェアアップデート

通常、ファームウェアのアップデートはWBM(Web Base Management)画面のFirmware updateから行います。
ただし、今回のアップデート作業では事前にひと手間が必要です。その手順を説明します。

GitHub EdgeDevices/2_FirmwareUpdate.md at main · PLCnext/EdgeDevices · GitHub(英語)にドキュメントがありますのでご参照ください。

今回のアップデートでInfluxDBのバージョンが1.8から2.0になり、データベースの構成および使い方が変更されてます。詳細についてはGitHub(英語)
EdgeDevices/Influx_Configuration.md at main · PLCnext/EdgeDevices · GitHub
をご参照下さい。
現在保存されているデータは失われます。

PreUpdateアプリの取得・インストール

PLCnext Storeより、PreUpdateアプリ「EPC15x2 PreUpdate 2022.0」をダウンロードします。

ここで取得したファイルをWBMからインストールします。

コントローラの再起動後に状態を確認して下さい。

ファームウェアの取得・アップデート

製品ページ(EPC 1502 / EPC 1522)よりファームウェア「2022.0 LTS」をダウンロードします。

ダウンロードしたファイルを解凍し、WBMからアップデートを行います。

ファイルの転送後、自動的にファームウェアのアップデートが開始されます。

ファームウェアのアップデートが完了すると、コントローラは自動的に再起動します。

WBM画面で2022.0.7 LTSと確認出来れば作業は完了です。

この作業のはじめにインストールしたPreUpdateアプリは不要となるので、停止(STOP)またはアンインストールしていただいて結構です。

以上です。

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