ネットワーク通信で一般的に使用されているTCP/IPですが、PLCnext Controllerから簡単にPCへTCP/IPによるデータ(ここではメッセージデータ)を送受信する方法を紹介いたします。
今回はPLCnext Engineerを使用して、標準ライブラリにあるTCP/IPで通信ができるファンクションブロックを用いたPCとのTCP/IP通信のやり取りになります。
PC側はフリーソフトのHercules SETUP utilityを使用します。
使用する製品
動作確認はPLCnextEnginner Ver.2024.6, AXC F 2152 Ver.2024.6.0を使用しています。
Hercules SETUP utilityは3.2.8を使用しています。
構成
◆AXC F 2152とPCをLANケーブルで接続し、AXC F2152からTCP/IPでテストメッセージをPCに送信します。

本記事、本資料におけるアプリケーションはあくまで参考で、実際の仕様を保証するものではありません。また仕様や操作方法、手順などの記載内容は、予告なく変更することがございます。
あらかじめご了承ください。
作業手順
まとめ
PLCnext EngineerではTCP/IP通信が使用できるライブラリが標準として備わっています。
PLCnext EngineerではIEC61131-3準拠のファンクションブロックが使用でき、またラダー言語(LD)とも共存できますので、普段ラダー言語を使用されている方々でも汎用性、拡張性のあるTCP/IP通信のやり取りを簡単に実施することができるようになります!
そのほかにも多種多様なファンクションブロックがPLCnext Engineerのライブラリにはありますので、いろいろと試してみてください!