PLCnext へのファイル転送

PLCnext の Linux を操作しているとき、外部 PC から PLCnext にファイル転送を
行う必要が出てくる場合があります。そのような場合、SFTP を使用し、ファイル
転送を行います。
ここでは、SFTP を使ったファイル転送の手順を Windows PC 版、Linux PC 版
2種類紹介します。

Windows PC 版

STEP
SFTP ツールの準備

Windows PC に SFTP ツールを用意します。
ここでは、「WinSCP」と呼ばれるツールを使用します。
(「WinSCP」は、こちらからダウンロード可能です。)

STEP
SFTP ツールの起動

Windows PC に SFTP ツールが準備できたら、PC と PLCnext を
Ethernet ケーブルで接続し、通信が行えるよう IP アドレスの設定
を行います。そのあと、SFTP ツールを起動します。

STEP
SFTP ツールの設定

SFTP ツール起動後、以下の設定を行います。
➀ 新しい接続先を作成します。
② 接続先(PLCnext) の IP アドレスを入力します。
③ ポート番号 22 を選択します。
④ ユーザ名は、admin を入力します。
⑤ パスワードを入力します。

 (パスワードは PLCnext 本体に印字されています)
⑥ 必要があれば、設定を保存しておきます。
⑦ ログインします。

STEP
ファイル転送

ログインに成功すると、PC と PLCnext 間でファイル転送が可能となります。

PC から PLCnext へのファイル転送

➀ PC 内にある転送したいファイルを選択します。
② アップロードボタンを押します。
③ ファイルの転送先(PLCnext 内のディレクトリ)を指定します。
④ ファイル転送を開始します。
⑤ ファイル転送完了です。

PLCnext から PC へのファイル転送

➀ PLCnext 内にある転送したいファイルを選択します。
② ダウンロードボタンを押します。
③ ファイルの転送先(PC 内のディレクトリ)を指定します。
④ ファイル転送を開始します。
⑤ ファイル転送完了です。

Linux PC 版

STEP
ターミナルを起動

Linux のターミナルを起動します。

STEP
ログイン

SFTP コマンドを使い、PLCnext へログインします。
➀ コマンド “sftp admin@(PLCnext の IP アドレス)” を実行します。
② 接続を続けるかどうか聞かれますので “yes” と入力します。(初回のみ聞かれます)
③ パスワードを聞かれるので、PLCnext 本体に印字されているパスワードを入力します。
④ ログインに成功すると “Connected to (IP アドレス)” と表示され、”sftp>” プロンプト
が表示されます。

STEP
ファイル転送

PC から PLCnext へのファイル転送

コマンド “put (ファイル名)” を実行すると、PC から PLCnext に指定したファイルが転送されます。
ファイル転送先 (PLCnext 内のディレクトリ) は、デフォルトで “/opt/plcnext” に指定されています。

ファイル転送先を変更したい場合、コマンド “cd (ファイル転送先ディレクトリ)” を実行した後、
put” コマンドを実行します。

PLCnext から PC へのファイル転送

コマンド “get (ファイル名)” を実行すると、PLCnext から PC に指定したファイルが転送されます。
ファイル転送元 (PLCnext 内のディレクトリ) を変更したい場合は、コマンド “cd” を使用します。

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