AXC F 2152でのNode-RED活用第2回
AXC F 2152の制御データを可視化する一つの方法として、Node-REDのダッシュボード機能の活用について紹介します
Node-RED環境導入については前の記事(AXC F 2152でNode-RED:その1 インストール編)を参照して下さい
使用機材
コントローラ:AXC F 2152 – 2404267
プログラム/コンフィギュレーションメモリ:SD FLASH 8GB PLCNEXT MEMORY – 1061701
モジュールキャリア:AXL F BP SE4 1088135
I/Oモジュール:AXL SE DO16/1 1088129
I/Oモジュール:AXL SE DI16/1 1088127
I/Oモジュール:AXL SE AI4 U 0-10 1088104
I/Oモジュール:AXL SE SC 1167159
ポテンショメータ(0-10V)
コントローラおよびI/OはPLCNEXT TECHNOLOGY STARTERKIT – 1188165相当の構成で、画面右側のポテンショメータをI/Oモジュール:AXL SE AI4 U 0-10に接続しています
今回使用しているPLCnext Enginnerのバージョンは2021.0.4 LTS
AXC F 2152のファームウェアバージョンは2021.0.5 LTSです
Node-REDでダッシュボードを作成し、右端緑色のポテンショメータからの入力値を可視化します
PLCプロジェクトの準備
PLCnext Storeより、PLCnext Technology Starterkit用プロジェクトのインストールパッケージをダウンロードします
ダウンロード終了時にこのような表示が出た場合は
右側のメニュー(・・・)から「保存」を選択します
Microsoft Defenderからの警告が出た場合は「詳細表示」をクリックし
「保持する」を選択して下さい
ダウンロードが完了しファイルが保存されます
ダウンロードしたインストーラを実行します
このような警告が出た場合は「詳細情報」をクリックし
インストールを続行して下さい
インストールが完了すると、プロジェクトファイルがPCに展開されます
PLCプロジェクトの編集
PLCnext Engineerでプロジェクトを開きます
Node-RED側との制御データの受け渡しにはOPC-UAを使用します
OPC-UAの設定を有効にし、対象とする変数(IN_AI_01)のOPC欄をチェックします
編集後、コントローラにプロジェクトを書き込みます
ダッシュボードの作成
ノードの追加、編集、ダッシュボード作成の詳細は過去の記事(EPCへのNode-RED dashboardインストールおよび制御データ画面作成)、OPC-UAデータの取得については別の記事(エッジコンピューティングデモ:その2 データベース編)で紹介しています、必要に応じて御参照下さい
node-red contrib-opcuaを追加します
node-red-dashboardを追加します
UaExpert等のツールを利用してパラメータを取得し、セットします
今回、X軸は時間ではなくポイントで表示させています
ダッシュボードを開き確認します
追記
今回はPLCnext StoreからPLCNEXT TECHNOLOGY STARTERKITのプロジェクトをダウンロードして使用しました
スターターキットのハードウェアを使用する場合、アナログ入力はダイヤルではなくスライダーなのでダッシュボードに配置する部品はメーターのような「ゲージ」より以下のような「スライダー」の方が良いかもしれません