AXC F 3152 は、独立した Ethernet ポートを3つ搭載しており、個別に IP アドレスを割り当てることができます。そのため、AXC F 1152/2152 の IP アドレス設定方法と若干異なる部分もあるため、AXC F 3152 の IP アドレス設定方法を解説します。
尚、IP アドレスの設定には、PLCnext Engineer を使用します。PLCnext Engineer のインストールをされていない場合、こちらを参照し、PLCnext Engineer のインストールを実施してください。
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PLCnext Engineer がインストールされた PC と、AXC F 3152 を Ethernet ケーブルで接続します。AXC F 3152 の Ethernet ポートは「X2」を使用します。
*参考
X1 ポートは、インターネット接続や PC からの ssh 接続などに使用します。
X2 ポートは、PLCnext Engineer との接続、AXC F 3152 を Profinet Controller として使用する際のインターフェイスとして使用します。
X3 ポートは、AXC F 3152 を Profinet Device として使用する際のインターフェイスとして使用します。
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PC の IP アドレスを 192.168.2.xx/24 に設定します。
*注
AXC F 3152 の X2 ポートの IP アドレスは、デフォルトで 192.168.2.10 が設定されていますので、192.168.2.10 以外の IP アドレスを設定します。
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PLCnext Engineer を起動し、AXC F 3152 プロジェクト作成画面を開きます。
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AXC F 3152 プロジェクト作成画面が開いたら、PLANT > PLCnext > Online Parameters > LAN 画面へ移動します。LAN 画面へ移動し、アイコンをクリックします。
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アイコンをクリックすると、以下の認証画面が表示されます。ID とパスワードを認証画面へ入力し、Enter キーを押します。ID は「Admin」を、パスワードは AXC F 3152 本体に印字されているものを入力します。
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認証が成功すると、現在 AXC F 3152 本体に設定されている IP アドレスが表示されます。
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IP アドレスを変更し、アイコンをクリックすると、変更した IP アドレスを AXC F 3152 へ書き込みます。
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AXC F 3152 を再起動すると、新しく設定した IP アドレスが反映されます。
以上で AXC F 3152 の IP アドレス変更完了です。